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Decisions APIでAITuberのコメントを振り分け? DevDay 2026
配信中のコメント、全部に返事をするのは無理。どれに返すか、荒らしじゃないか、どんな表情で返すか。こうした細かい判断を一瞬で済ませたい場面に向いていそうなのが、DevDay 2026で発表されたDecisions APIです。
Decisions APIってなにをするの?
「返事を書くAPIじゃなくて、決めるだけのAPI?」
そうなんです。Decisions APIは、質問と答えの選択肢を先に決めておくと、渡した内容を見てその中から答えを選んでくれるAPIです。中で動いているのは、軽くて安いGPT-6 Lunaを判断向けにした専用版です。
OpenAIの開発者向けアカウントは、用途としてコンテンツの分類、リクエストの振り分け、エージェントの次の行動の選択を挙げています。答えが選択肢の中に限られるので、長い文章が返ってきて後から読み取る、という手間がありません。
150ミリ秒で返ってくる
いちばんの特徴は速さです。報道によると、Decisions APIは150ミリ秒で答えを返します。同じGPT-6 Lunaを通常のAPIで呼ぶと1.6秒かかるので、約10倍速い計算です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 中のモデル | GPT-6 Lunaの専用版 |
| 渡せるもの | テキスト、画像 |
| 返ってくるもの | 決めておいた選択肢の中の答え |
| 速さ | 150ミリ秒(通常のLunaは1.6秒) |
| 提供状況 | 限定プレビュー。数日内に広く提供予定 |
| 料金 | 未公表 |
配信では、コメントが来てから返事が始まるまでの時間が短いほど会話らしく見えます。判断を150ミリ秒で済ませられれば、そのぶん返事を作る側に時間を回せます。
AITuberならこう使えそう
ここからは編集部が考えた使い方の例です。実際に試したものではありません。
| 決めたいこと | 選択肢の例 |
|---|---|
| このコメントに返事をするか | 返す/あとで返す/返さない |
| 荒らしや危ない内容か | 問題なし/要確認/非表示 |
| どの処理に回すか | 雑談/質問/ゲームへの指示/スパチャのお礼 |
| どの表情で返すか | 笑顔/驚き/困り顔/通常 |
とくに表情やモーションの選択は相性がよさそうです。返事の文章から表情を読み取るのではなく、先に選択肢から選ばせれば、決まった表情データに確実につなげられます。画像も渡せるので、ゲーム画面を見て「いま話しかけるべきか」を判断させる、といった使い方も考えられます。
使う前に気をつけたいこと
まだ限定プレビューで、料金も公表されていません。1時間に何百件もコメントをさばく配信では、1回あたりの料金で向き不向きが決まります。参考までに、通常のGPT-6 Lunaは100万トークンあたり入力0.1ドル・出力0.5ドルです(9月30日確認)。
もう一つは、選択肢の外の答えは返ってこないこと。想定していない種類のコメントが来たときの受け皿として、「その他」や「人が確認」のような選択肢を入れておくと安心です。荒らし対策に使う場合も、判断をすべて任せず、配信者やモデレーターが見直せる形にしておくのがおすすめです。
返事を作るモデルとの分担
Decisions APIは返事の文章を書きません。なので、「どのコメントに、どんな表情で返すか」をDecisions APIで決めて、返事の文章はGPT-6.1 Solなどで作る、という分担になりそうです。返事を作るモデルの料金はGPT-6.1 Solの返答コスト試算で計算しています。
編集部としては、コメントが多い配信ほど「全部をAIに読ませて返事を書かせる」より「先に振り分けてから書かせる」ほうが、速さでも料金でも有利になると見ています。広く提供されて料金が出たら、あらためて試算してみます。
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